Architecture Overview - Cross Poster & Pro

概要

cross-poster（無料版）と cross-poster-pro（有料版アドオン）のアーキテクチャ概要。

リポジトリ構造

1. Cross Poster (Core)

takao-dev/cross-poster

• cross-poster.php: メインプラグインファイル。定数定義、クラスのオートロード、初期化を行う。
• includes/: コアロジック。
  • class-core.php: ServiceManager, SettingsHelper, ServiceSettings (abstract), ServicePost (abstract), ApiClient (abstract) を含む中核ファイル。
  • admin.php: 管理画面UIロジック。
  • utils.php: ユーティリティ関数群 (crp_log 等)。
• services/: 各プラットフォームごとの実装 (X, Mastodon, Bluesky, Misskey, Threads)。
  • 各ディレクトリ内に Settings クラス（設定画面・認証）と Post クラス（投稿処理）を持つ。

2. Cross Poster Pro (Add-on)

takao-dev/cross-poster-pro

• cross-poster-pro.php: アドオンのメインファイル。
• includes/: Pro機能の実装。
  • class-pro-core.php: Pro版の初期化、ライセンスチェック等。
  • class-pro-settings.php: Pro版特有の設定処理。
  • modules/: 機能モジュール（マルチアカウント、予約投稿、アナリティクス等）。

アーキテクチャ詳細 (Core)

ServiceManager

• 役割: 全サービスの定義管理、接続状態チェック、投稿プロセスのオーケストレーション。
• get_definitions(): 対応サービスとその設定クラス、投稿クラスのマッピングを定義。crp_definitions フィルターで拡張可能。
• post_service(): 投稿フローのメインエントリポイント。
  1. 投稿条件チェック（ステータス、レート制限、重複チェック）。
  2. prepare_post() でテンプレート処理。
  3. 各サービスの ServicePost->send_post() を呼び出し。
  4. 結果をログ保存、メタデータ更新 (post_submit_handler)。

拡張性 (Extensibility)

• 抽象クラス: ServiceSettings, ServicePost を継承することで新しいサービスを追加可能。
• Hooks:
  • crp_definitions: 新しいサービスの追加。
  • crp_service_enabled: サービスごとの有効/無効制御。
  • crp_do_{service}_post: 投稿直前のキャンセルや変更。
  • crp_post_posted: 投稿成功後のフック。

アーキテクチャ詳細 (Pro)

• Coreプラグインのフックを利用して機能を拡張していると推測される。
• 例えば、マルチアカウント機能は ServiceSettings の接続情報取得部分や ServicePost のトークン取得部分をフック、あるいは crp_definitions で定義を書き換えている可能性がある。